乾燥、手洗い、加齢で荒れる指先や爪をきれいに保つ5つのセルフケア

お茶を淹れる瞬間、視線が集まるのが指先や爪。乾燥や毎日の家事、コロナ対策による手洗いの増加で、手荒れが気になる方も多いはず。また、年齢は手にでやすいとされています。今すぐできる5つのセルフケアで、手荒れを改善して指先を美しくキープしましょう。

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【教えてくれた人】
ビューティーアドバイザー
山下真奈巳さん

京都在住で、健康と美を追求して自然派の化粧品にたどりつく。株式会社リマックスジャパン代表取締役社長。無類の犬好きで、犬の美容院も手掛ける。

春に向けて、指先が荒れやすい悩みをお持ちの方も多いでしょう。もともと指には皮脂腺(脂腺)と呼ばれる、皮脂を分泌する腺が少ないのです。石けんでの手洗いや洗剤を使う家事などで、指先の脂分が奪われがち。加齢による脂分の減少も荒れる原因の一つです。そこに乾燥した空気もあって、指の角質層へのダメージが大きいのです。

そこで、この季節のお手入れのポイントをまとめました。最も大切なのは、爪の保湿と保護です。いつでも手の届く場所に保湿剤を置いて、気づいたときに塗り込んで、水分と脂分を補ってください。

そして彩りをのせるときは、天然由来の素材でできたマニキュアがおすすめ。実はピンクとひとことで言っても、色幅があります。自分の肌にあったピンクの色を選ぶと、春に向けて指も心が華やぎます。

保湿クリームを塗り込む

保湿クリームを塗り込む

保湿クリームを塗り込む

爪の周囲や根元の角質が傷むささくれ。指だけでなく爪にもていねいにクリームを塗りこんで水分と油分を補い、血行をよくすることで、指先を美しく整えましょう。

食生活を改善する

食生活を改善する

食生活を改善する

乾燥とビタミン不足といった栄養バランスの崩れは指先にも大きな影響を与えます。アーモンドにたっぷり含まれるビタミンE群をはじめ、ビタミンB群、A群。さらに亜鉛などのミネラルを積極的に摂りましょう。

爪に負担をかけない爪切りを選ぶ

爪に負担をかけない爪切りを選ぶ

爪に負担をかけない爪切りを選ぶ

「何十年も前に買った爪切りをずっと使い続けている」、そんな人は切れ味をチェックしてみてください。切れにくい爪切りは、爪にダメージを与えてしまいます。

マニキュアなら、自然素材由来のものを

マニキュアなら、自然素材由来のものを

マニキュアなら、自然素材由来のものを

爪のくすみや表面の凹凸を隠してくれるのがマニキュア。アルコールやトルエンといった刺激物を使っていない胡粉などの素材を使ったマニキュアなら、指への負担を減らせます。

自分に合う「ピンク」でくすみを隠す

自分に合う「ピンク」でくすみを隠す

自分に合う「ピンク」でくすみを隠す

手を彩るマニキュア、 おすすめはピンク系。肌のくすみとしわなどが気になる人には、落ち着いた色味のピンクが似合います。ビビッドな赤や黄などの色は、爪が主役に見えてしまいます。いろんなピンクがありますが、主役である肌を引き立てる色を選びましょう。

マニキュア

女性の指先は、毎日の水仕事や育児で忙しく荒れやすいもの。さらに、最近は新型コロナウィルス対策による手洗い・消毒でより手荒れに悩む人も多いでしょう。指先は他の人はもちろん、自分自身がもっとも見ているものです。すぐにできるセルフケアで毎日頑張る指先を労ってあげましょう。

(文・呉玲奈

 

◎ 合せて読みたい→ 皮膚科医に聞いた! 洗うならお湯?水?手荒れを防ぐ正しいセルフケア

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企画・構成=新見麻由子
にいみまゆこ●月刊『茶の間」編集部員。徳島県出身、歴史や文化、レトロなものに憧れて京都へ。休みの日は、散歩や自宅でお茶を片手に本を読みながらまったり過ごしたい。季節を感じる和菓子やお花に興味がでてきた今日この頃。