蜂蜜とお茶の相乗パワーで元気に!実はおいしいはちみつ抹茶

今、はちみつの健康パワーに注目が集まっています。抹茶や粉末煎茶など、茶葉の栄養成分を丸ごと摂れるお茶に、はちみつを入れるだけで、おいしくて健康によいドリンクのできあがり! 京都のはちみつ専門店に、おいしいレシピを教えていただきました。

抹茶とはちみつ画像
大久保ひとみさん

教えてくれる人
大久保ひとみさん

京都市左京区、銀閣寺の近くではちみつ専門店「オ・ボン・ミエル」を営む。はちみつに魅せられ、養蜂家としても活動。できる限り産地に足を運び、国内や国外から、風味が異なる約40種類のはちみつを仕入れ、さまざまな楽しみ方を提案している。

砂糖の代わりにはちみつを使えば、 ヘルシーでおいしい!

「急須で淹れたお茶も好きですが、今年に入って、お茶の健康成分が丸ごと摂れる抹茶に注目しています。抹茶のほろ苦さが気になるときに、はちみつを少し足せば、まろやかな風味になっておいしいんですよ」

そう話すのは、銀閣寺の近くではちみつ専門店を営む大久保ひとみさん。はちみつ専門店で働くうちにその魅力のとりこになり、7年前にはちみつ専門店をオープン。国内外から自身がセレクトしたはちみつを40種類ほど販売し、はちみつの楽しみ方を伝えています。

「はちみつにも、お茶と同じく若々しさに期待のポリフェノールや元気に役立つミネラルやビタミン類など、健康によい成分がたっぷり含まれているんです」と話す大久保さん。今、健康のために、はちみつを食べる方が増えているといいますが、パンやヨーグルト以外に使い方がわからない、という声も多いのだとか。

はちみつ&抹茶に含まれる成分

「まずは、お砂糖代わりにはちみつを使ってみてください。お茶や紅茶、珈琲などのドリンクにも合います。その他、抹茶アイスクリームやわらび餅などにかけるのもおすすめです。砂糖よりも甘みが強いので、使うときは少量ずつ入れてくださいね」

そんな大久保さんイチオシの飲み方が、「はちみつ抹茶」です。はちみつと抹茶というシンプルな組合せながら、まろやかで飲みやすく、双方の栄養成分を手軽に摂ることができます。つくり方は簡単で、はちみつと抹茶を混ぜるだけ。牛乳を入れてはちみつ抹茶ラテにしたり、レモンを入れて抹茶はちみつレモンにしたり、アレンジしても楽しめます。

「抹茶にはカテキン、はちみつにはポリフェノール。どちらにも若々しさに期待の健康成分が入っているから、今の時期に摂りたい食材です。2つを合せることで、相乗パワーも期待できますよ。何よりおいしいのが魅力です。健康のためには楽しく続けることが大切ですから」

大久保さんおすすめのはちみつ抹茶に、ぜひ挑戦してみてください。

はちみつ抹茶の作り方
はちみつ抹茶ラテ
抹茶はちみつレモン

終わりに・・・

抹茶だけでなく、粉末煎茶も、茶葉の栄養が摂れることで、今注目され始めています。普通のお茶に比べて苦味が強いので、砂糖を入れる方も多いそうですが、そんなときに、はちみつを使ってみてはいかがでしょうか? おいしくて健康によい毎日のお茶時間で、外敵に負けない体づくりを目指しましょう。

企画・構成=大村沙耶
おおむらさや●月刊『茶の間」編集部員。福岡県北九州市出身。学生時代は剣道に打ち込み、京都に住み始めてから茶道と着付けを習い始める。ミーハーだけど、伝統文化と自然を愛する超ポジティブ人間。