毎日お茶を飲んでおいしく自分磨きを! 美容と健康にすごいお茶6選

健康や美容が気になるあなたにおすすめのお茶を集めました! 色や素材、特殊製法によって女性にうれしい成分を引き出した多彩な6つの日本茶をご紹介します。おいしい美容茶を毎日飲んで、さりげなくきれいを磨く習慣を始めてみませんか。

お茶を持つ人

自然由来の香草による鮮やかな色のチカラ
カラーハーブティー

自然由来の香草による鮮やかな色のチカラ
カラーハーブティー

カラーハーブティー

香辛料やお茶、保存料として、世界中で重宝されてきた香草(ハーブ)。香草を使うことで、さまざまな色を楽しめるお茶があります。

鮮やかな赤色は、サンルージュという品種の日本茶。ポリフェノールたっぷりの希少品種に、ビタミンCが豊富なローズヒップとクエン酸を含むハイビスカスをブレンドしています。

元気をくれる黄色は、爽やかな若蒸し茶にリラックスに役立つカモミールをブレンド。レモングラスとペパーミントでアクセントをつけ、爽やかなあと口に仕上げています。

澄んだ青色はアントシアニン豊富なバタフライピーによるもの。爽やかな味わいの茎茶、オレンジとレモンのピール、ドライアップルを加えて、フルーティーに。

色鮮やかで美しいお茶の世界に触れてみませんか。

カラーハーブティー
秋摘み茶

食物繊維や美容成分がたっぷりで美肌に
ごぼう入りのお茶

食物繊維や美容成分がたっぷりで美肌に
ごぼう入りのお茶

ごぼう入りのお茶
ごぼう

日本人にとってなじみ深い根菜の一つ、ごぼう。水溶性食物繊維「イヌリン」が豊富なごぼうは、健康によいといわれ、美容にも期待できる注目の食材です。

ごぼうに含まれる「アルギニン」というアミノ酸は、注目の美容成分で、健康へのさまざまな働きが期待されています。また、ごぼうの皮には、注目のポリフェノール「クロロゲン酸」や「サポニン」、「タンニン」が含まれているので、美しく若々しさを保ちたい方にぴったりです。

健康や美容にいいこと尽くしのごぼうを楽しむなら、ごぼう入りのお茶がおすすめです。香ばしく、カフェインが少なめのほうじ茶とのブレンドは、ごぼうの香ばしさと相性がよく、すっきりとした飲みやすい味わいです。

きれいを磨く習慣に、ごぼう入りのお茶を飲んでみてはいかがでしょう?

爽やかな風味が広がる和の香草茶ですっきり
桑の葉茶

爽やかな風味が広がる和の香草茶ですっきり
桑の葉茶

桑の葉茶
桑の葉

あの美しい絹を生み出す(かいこ)の唯一の栄養源・桑の葉。民間伝承として『(きっさようじょうき)』に登場するほど、古くから健康によいことで知られてきました。桑の葉には、たんぱく質やミネラル類、食物繊維やカルシウムといった栄養素が豊富に含まれています。

そんな桑の葉を使ったお茶は、清涼感のある、すっきりと軽い口あたりが特長の和風ハーブティー。桑の葉特有の風味が苦手な方には、煎茶とブレンドすることで飲みやすく仕上げたお茶もおすすめです。

長く続くおうち時間で、ちょっと変わったお茶が飲んでみたいな、というときに、ぜひ試してみてください。

ピリッとスパイシーな生姜でポカポカ
生姜入りのお茶

ピリッとスパイシーな生姜でポカポカ
生姜入りのお茶

生姜入りのお茶
生姜

独特の香りと辛味で、薬味や料理の隠し味に使われる生姜。古くから、食事に欠かせない身近な素材です。生姜特有のピリッと辛みを感じる成分「ショウガオール」は、ポカポカ成分として注目されています。

まだまだ寒く感じるときには、あたたかい生姜入りのお茶がおすすめです。すりおろしたりスライスしてお茶に入れてみましょう。生姜と相性がよいのは、やはり緑茶。お茶の旨みに、生姜の爽やかな香りと辛みがスパイスとなって、いつものお茶がひと味変わります。

生姜入りのあたたかいお茶を飲んで、健やかな美しさを目指しましょう。

脂っこい食事にぴったりの成分・重合カテキンが摂れる
黒番茶

脂っこい食事にぴったりの成分・
重合カテキンが摂れる

黒番茶

黒番茶
お茶

脂っこい食べ物がお好きな方におすすめなのが、緑茶に超高温スチームを吹き付けるという、お茶業界初の特殊製法で仕上げた黒番茶。食事に含まれる脂肪に対して話題の成分「重合カテキン」が豊富に含まれます。

重合カテキンとは、発酵過程でカテキンがポリフェノールと結合してできる成分で、中国産のプーアール茶や烏龍茶などには含まれますが、緑茶にはなかった成分です。特殊製法により、緑茶から生み出される重合カテキンは、なんと烏龍茶の約2倍にもなります。

安心安全な国産緑茶から女性にうれしい成分を引き出した、黒番茶。すっきりとした香ばしい味わいは、ゴクゴクと飲みやすく、脂っこい食事のおともに最適です。

夏の間に日光を浴びて蓄えたポリサッカライドがたっぷり
秋摘み番茶

夏の間に日光を浴びて蓄えた
ポリサッカライドがたっぷり

秋摘み番茶

秋摘み茶
お茶

その年の最初に生育した新芽を摘み取ってつくられるお茶を「一番茶」と呼びます。摘み取った順番により「二番茶」「三番茶」と呼ばれますが、秋口に摘むお茶を「秋冬番茶」と呼びます。

秋口に摘まれたお茶は、一番茶や二番茶に比べると旨みが少ない分、太陽の光をたっぷり浴びているので、カフェインが少なく、中でも、光合成の過程で蓄えられる注目の成分が「ポリサッカライド」です。甘いものに対して注目の成分で、食事の糖質が気になる方におすすめのお茶です。近年テレビや各種メディアで盛んに取り上げられ、大変話題になっています。

ポリサッカライドは、熱に弱いので、水出しで飲むとよいでしょう。えぐみを抑え、すっきりと飲みやすくするため、深蒸し製法で仕上げた茶葉をブレンドする工夫をしたお茶もあります。甘いものが食べたくなったら、このお茶を飲みましょう。

終わりに・・・

色の力や素材が持つパワー、特殊製法により引き出される健康成分など、日本産の美容茶には様々な可能性があります。

メイドインジャパンの美容茶を飲んで、内からきれいを磨きましょう!

(写真/平谷舞)

企画・構成=大村沙耶
おおむらさや●月刊『茶の間」編集部員。福岡県北九州市出身。休日は、茶道や着付けのお稽古、キャンプや登山に明け暮れる。ミーハーだけど、伝統文化と自然を愛する超ポジティブ人間。