お茶を淹れるのに欠かせない道具・急須。でも、形が複雑で、茶こしが詰まったりと、洗うのがちょっと面倒だなと思う方もいるのでは? 実は、お手入れ方法はとっても簡単! 自己流で苦労するよりも、正しい方法を知って、愛用の急須をずっと大切に使いませんか。
毎日のお手入れ編
ほかの食器と一緒に洗剤でごしごし洗ったり、複雑な形に四苦八苦していませんか? 毎日の急須のお手入れは、さっとすすいで、乾かすのが基本。実はとっても、簡単なんです!
1.
基本は水で流すだけでOK!洗剤は使いません
流水ですすぐ
基本は水で流すだけでOK!洗剤は使いません
1.流水ですすぐ
急須はお茶を淹れるのに使うだけなので、毎日洗剤で洗わなければならないほど汚れていません。毎日のお手入れは、水やお湯で洗い流すだけで大丈夫。 注ぎ口の内部は水道水の水圧を活かし、注ぎ口に直接水を流し込んで、水流でしっかりと洗浄しましょう。
2.
湿気が残った状態はダメ!内部を完全に乾かしましょう
しっかり乾燥させる
湿気が残った状態はダメ!
内部を完全に乾かしましょう
2.しっかり乾燥させる
きれいにすすいだあとは、急須の内部をしっかり乾かしましょう。お手入れで重要なのは、この乾燥。湿気が残った状態で使い続けると、雑菌が繁殖し続けることにもなります。自然乾燥でよいので、水気が残らないようにします。
定期的なお手入れ編
毎日、きちんとお手入れしていても、長く使い込んでいくと、どうしても茶渋などがついてきてしまいます。定期的なお手入れも大切。茶渋をしっかり落として、愛着のある急須を大切に使い続けてみてください。茶渋を落とす簡単な方法をご紹介します。
急須は形もちょっと複雑で、洗うのも大変そうですが、お手入れ方法自体はけっこう簡単。道具は大切に使うと愛着が湧き、使い込んだ味わいが出てきます。おいしいお茶を楽しむためには茶葉や淹れ方も重要ですが、道具にもこだわって、お気に入りの急須を長く使い続けられるとよいですね。
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(イラスト/てらいまき)
取材・文=羽切友希
はぎりゆき●月刊『茶の間』編集部員。ちびまる子ちゃんが好きな静岡県出身。小さい頃は茶畑の近くで育ち、茶畑を駆け抜けたのはよき思い出。お茶はやっぱり渋めが好き。