開けてびっくり!京都で話題の「玉手箱スイーツ」の抹茶づくしが凄い!

京都に来たら、やっぱり食べておきたいのが抹茶スイーツ。老舗から新店まで抹茶スイーツを出すお店が数多ある京都で、ひときわ目を惹く、驚きの抹茶スイーツを提供するのが、京の名刹・高台寺の境内にある「French cafe CHASEN 高台寺」です。インスタ映えすると話題の「お抹茶・玉手箱スイーツ」を提供する店長の足立さんにお話をお聞きました。

French cafe CHASEN 高台寺
抹茶パフェや抹茶ティラミス、抹茶トリュフなどが入る「お抹茶・玉手箱スイーツ」は1,650円。

心ときめく見た目だけでなく、抹茶のおいしさをとことん追求されています!

京都に数ある抹茶スイーツを扱う店の中でも、味・見た目ともにインパクトがあると評判の「French cafe CHASEN」。和の素材と洋のカフェ文化の融合をコンセプトとして、2020年秋にオープンしました。

一番人気の「お抹茶・玉手箱スイーツ」は、蓋を開けると煙がモクモクと。その名の通り、おとぎ話のワンシーンのような演出に驚かされます。煙の中からは、なんと8 種類のお菓子が登場します。

French cafe CHASEN 高台寺
「お抹茶・玉手箱スイーツ」を手にする「French cafe CHASEN 高台寺」店長の足立健太郎さん。

店長の足立健太郎さんは、「会席の八寸に見立て、いろんなお菓子を盛り込みました。抹茶づくしとはいえ、そればかりだと味の変化がなくなってしまうため、お茶の濃度や甘さの加減を調整しています」と話します。

口直しに生麩の田楽で塩味を、季節のフルーツで酸味を添え、最後まで食べ飽きないように味のバランスを計算しています。

French cafe CHASEN 高台寺
口に入れた瞬間にすっととける生地と抹茶の香りが絶妙な抹茶マカロン「茶カロ」は418円〜。和洋のよさをコラボさせた新感覚スイーツ。

このほか、てんさい糖を使って焼き上げた抹茶のマカロン「茶カロ」は、外見は洋風なのに、食べると上生菓子のような上品な甘さと 口どけが特長。

「今のような抹茶ブームがやってくる以前、14 年ほど前から抹茶のお菓子づくりに取り組み、京都で飲食店の運営を行なってきました。 今までずっとこだわっているのは、お茶の風味の生かし方。その上でお茶を新しい楽しみ方で、おいしく召し上がっていただきたいと思っています」と足立さん。

French cafe CHASEN 高台寺
自分で抹茶を点てる体験ができる「お抹茶・おうすセット」(495円)。自分で点てるのも、抹茶の楽しみと捉えている。

おいしい日本茶の味わいを知ってもらうため、今のトレンドに合せてカフェスイーツとして提供する同店。その狙いは、年代性別を問わず、多くの人に届いています。

French cafe CHASEN 高台寺
高台寺に隣接し、店内からは五重塔や風情あふれる京都の街並みが臨める。窓側の席、テラス席は写真映えスポットとして人気だとか。
French cafe CHASEN 高台寺

French cafe CHASEN 高台寺

【住所】京都市東山区下河原町 高台寺境内
【営業時間】11:00〜21:30(L.O.20:30)
【電話】075-366-5905
【定休日】不定休
【HP】https://kodaiji-chasen.amebaownd.com/
【instagram】@chasen_french_kodaiji 

おわりに

さまざまな味わいで、抹茶の魅力をとことん満喫できる創意工夫されたスイーツの玉手箱。京都に来た際は、ぜひ楽しんでみてください。

(写真 三好治輝/ 文 岡田有貴)

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企画・構成=米村めぐみ
よねむらめぐみ●月刊『茶の間」編集部員。出社したらまずはお茶!仕事中はお茶ばかり飲んでいるといっても過言ではないほど、日本茶が好き。作家ものの湯呑など、うつわあつめが趣味。おいしい茶菓子にも目がありません。