京都旅に!ひとりごはんにおすすめのランチ・ディナー厳選 5 店!

京都に遊びに来たものの、一人でお店に入りにくいからコンビニで済ませよう、なんてことありませんか? 一人でお店に入るのが苦手な方にこそ訪れてほしい、京都の編集部厳選の“一人の方が楽しく、女性一人でも入りやすい”とっておきの飲食店5店をご紹介!

01.日本酒好き必見! イケメン亭主と日本酒について語り合おう!

たかひとり店内
「女性がひとりでも訪れやすいように」と、座席をゆったり目に配置。店主との距離も近く、話しかけやすい雰囲気もうれしい。

京都駅近く、飲食店が並ぶビルの前に到着し、ビルの地下一階へ。そっと扉を開けると、優しい笑顔の主人がひとり。

ここ「たかひとり」は、その名の通り、店主の川嶋隆徳(かわしまたかのり)さんがひとりで切り盛りするお店。カウンター7席だけの店内は、小さいながらもほっこりできる空間で、訪れるお客さんに温かで、ほがらかな酔いの時間を提供してくれます。

自ら酒づくりを始めてしまうほど日本酒を愛してやまない川嶋さんが、約40ある京都の蔵元から仕入れた地酒が常時80種類も!約1カ月ごとに入れ替わるので、1年を通してさまざまな地酒を楽しむことができます。「いろんな味を試してほしいから」と、1合の半量から提供。日本酒上級者だけでなく、初心者にも間口は広く、相談すれば丁寧に応えてくれます。

また、日本酒と合せて楽しみたいのが店の名物・京鴨料理。滋味深い肉の旨みと香り、弾力ある歯ごたえを存分に堪能できる鴨おとしやつくねなど、ついついお酒がすすむ味がそろいます。出汁巻き卵や丼には、鴨の骨からとった出汁を使う徹底したこだわりぶりも。京都の日本酒と鴨料理を堪能しつつ、店主との会話に花を咲かせる大人の粋なひとり時間をどうぞ。

鴨ねぎ豆腐
ジュワッと味が染みた鴨ねぎ豆腐 900 円(税抜価格)。
鴨どんぶりと鴨つくね、鴨汁の出汁巻き卵
左/鴨出汁でつくる鴨どんぶり800 円と鴨味つくね 900 円。右/鴨おとし500 円、鴨汁の出汁巻き卵 600 円(すべて税抜価格)。
たかひとり看板
この看板が目印。地下へはエレベーターで。
たかひとり店内
女性ひとりでも心置きなく楽しめる、穏やかな雰囲気。

たかひとり

【住所】京都市下京区東塩小路町579-24
ハウス24 ビルB1階
【電話】070-5658-1263
【営業時間】17:00〜23:00
【定休日】http://www.takahitori.com

 

02.インスタ映え必至! お花畑のようにかわいい鮨にうっとり!

宗田セット
宗田セット3,200 円。一緒に楽しむことで、鮨では摂れないビタミンやミネラルなどの栄養素をお茶が補完してくれるのだとか。おいしさだけでなく、健康面での旨みもたっぷり!

京都の繁華街・四条河原町を北西へ、落ちついたビジネス街の一角に「手鞠鮨と日本茶 宗田」はあります。日本茶を勉強していたオーナーが「知るほどにその奥深さに魅了され、日本茶と京都らしい食べ物を楽しんでもらえる場所をつくりたい」と考えたのがこちらのはじまり。そんな心意気を存分に堪能できるのが、お茶の3種飲み比べと手鞠鮨がついた「宗田セット」です。

「かぶせ茶」「かりがね茶」「煎り番茶」と、香り・味わいともに異なる茶葉を用意し、鉄瓶で沸かした湯を淹れていただきます。一煎目、二煎目と劇的に変化する茶の風味は格別で、茶の世界にどっぷりと浸れそう。そして、もう1つの主役「手鞠鮨」は、“からだにうれしい”がコンセプトで、寿司酢には砂糖の代わりに橙果汁を使用し、高タンパク・低カロリー、塩分控えめに仕上げてヘルシーに。季節の魚や食材が彩りよく並ぶ姿は愛らしく、見ているだけで楽しくなります。また、鮪に和辛子とケッパー、烏賊に奈良漬とチーズなど食材の取合せの妙も一興です。

日本茶を一服、手鞠鮨を一口。どちらも多種多様にいろんな味を少しずつ。自分のペースで目の前の美味をじっくり満喫できるのも、おひとりさまの特権です。

手鞠鮨と日本茶の店内
オープンキッチンでの職人の手さばきを堪能できるカウンター席はおひとりさまの特等席。
淹れてる画像
日本茶と相性がよい軟水を鉄瓶で沸かし、一煎ごとに丁寧に淹れてくれる。
お茶のリキュール
茶葉をジンやウイスキーなどに漬け込んだお茶のリキュール。
手鞠鮨と日本茶の店内
左/手染めした京友禅で加工したカウンター。日本の伝統を新たなスタイルで楽しめる。右/コレクションされた抹茶碗が壁を美しく飾る。
手鞠鮨と日本茶の入り口

手鞠鮨と日本茶

【住所】京都市中京区新町通三条上ル町頭町 110-1
【電話】075-585-5995
【営業時間】お昼ご飯 11:30 〜14:00、茶時 14:00 〜18:00、晩酌 18:00 〜22:00(L.O.21:00)
【定休日】第 2 日曜
【HP】http://www.c-e-p.co.jp/s_t-souden.html

03.京風の朝ごはんを食べながら、憧れの舞妓ちゃんに会えるかも!?

京の朝ごはん
焼魚に小鉢2品、だし巻き卵などがついた京の朝ごはん900円。+250円で珈琲・紅茶付。※朝は混み合うので予約がベター。

京都五花街のひとつで、舞妓さんに会えるまちとして知られる宮川町。芸舞妓による舞踊公演が行なわれる宮川町歌舞練場のほど近くに「ろじうさぎ」はあります。京都で生まれ育った店主が築100年以上の一軒家で営む、おばあちゃんちのように温かなカフェでは、旬の食材を使った京風のおばんざいが楽しめる朝ごはんが評判。開店と同時に多くのひとり客が訪れ、ゆったり朝の時間を過ごしています。朝は予約がベターですが、14時以降は店内も比較的のんびりに。運がよければ、休憩やお稽古帰りに訪れる芸舞妓さんと出会えるかもしれません。

本棚
棚には観光の参考になる京都本もぎっしり!
うちわ
店の入口には、宮川町の舞妓さんの名が入ったうちわがたくさん飾られている。

ろじうさぎ

【住所】京都市東山区下柳町176
(宮川町歌舞練場上ル一筋目東入ル 恵美須神社西側 )
【電話】075-551-0463
【営業時間】8:00〜11:00(L.O.10:30)、12:00〜17:00(L.O.16:30)
【定休日】不定休
【HP】https://ameblo.jp/cafe-rojiusagi

ろじうさぎの外観

04.笑顔あふれる女将のおばんざい屋で、常連さんとの出会いを愉しむ

あおいの女将とスタッフさん
女将と調理スタッフの正子さん。仲のよい2人が切り盛りする店は、お客さん同士もすぐに仲よくなるのだとか。

のれんをくぐると、満面の笑みで迎えてくれたのは、女将の中村季以(としい)さん。老舗おばんざい屋で12年間女将を務めた後、2014年に「あおい」を開店しました。カウンターにずらりと並ぶのは、毎日約20品ほど揃う彩り豊かな手づくりのおばんざい。「常連さんや観光の方が分け隔てなく一緒に楽しんでいはるので、ひとりで来ていただいても寂しくないですよ」と女将はにっこり。また、お酒が飲めない人も遠慮なく来てほしいとおっしゃいます。日本酒を半合だけ、などの要望も聞いてもらえるのでうれしい限り。アットホームな雰囲気で、何度も訪れたくなること間違いなしです。

おじゃこと万願寺のたいたん、信田巻、ニシンとなすのたいたん
女将おすすめの京都らしい3品(おじゃこと万願寺のたいたん、信田巻、ニシンとなすのたいたん)はどれも絶品!
あおいの店内
カウンター席の他、6人がけのテーブル席も。
あおいの入り口

あおい

【住所】京都市中京区材木町181-2ニュー京都ビル 1F奥
【電話】075-252-5649
【営業時間】17:00〜23:00(L.O.22:00)
【定休日】月曜、日曜・祝日不定休

05.「もう人ごみは嫌!」 ひとりで静かに過ごしたいときはこちらへ!

蒼々としての店内
ひとりで店を切り盛りする店主の中島さん。オープンキッチンから、いい香りが立ち込めてくる。

観光客で賑わう京阪電鉄の出町柳駅から人混みを避けるように、鴨川沿いの川端通を南に5分ほど歩くと、足元に小さな看板があらわれます。誘われるように、細い路地を入っていくとひっそりと佇むのがカフェ「蒼々として」。古民家を改装した店内は、木のぬくもりに溢れ、海外のアンティーク家具などがセンスよく配置されています。やわらかな間接照明と窓から差し込む光に包まれて、本をと読み進める人や珈琲でいっぷくする人など、みな思い思いのひとり時間をのんびりと過ごしています。

店をひとりで切り盛りする中島桃子さんは、小さい頃からお菓子づくりが大好きで、手づくり市に出店したり、カフェに勤務したりして腕を磨いてきたのだそう。昼には、中島さんお手製のキッシュやサンドイッチに季節のスープとサラダがついたランチを求めるお客さんが次々と訪れます。また、ひとやすみしたいときにいただきたいのが、パウンドケーキやタルトなどの季節の果物を使ってつくられる焼き菓子。国産小麦と種子島産のきび砂糖、そして、野菜や果物もできるだけ減農薬のものを使用するなど、からだにやさしい味わいはどれも本格派です。

大通りから少し入っただけなのに驚くほど静かな空間で、こころとからだを癒すひとりの時間は、何ものにも代えがたい贅沢です。

キッシュランチ
キッシュランチ850円。+150円でハンドドリップ珈琲や紅茶をつけることができる。
キッシュと焼菓子
ガラスケースに並ぶ、手づくりのキッシュや焼菓子は日によって異なる。
蒼々として店内
左/庭を望めるカウンター席は珈琲を飲みながらの読書にも最適。右/店内の壁に飾られているのは、徳冨蘆花の随筆小品集『自然と人生』(岩波文庫)。店名の「蒼々として」はその一節からとったのだそう。
蒼々としての外観
左/大通りから路地に入ると、静寂の店にたどり着く。右/カウンター席の他、やさしい光が差し込むソファー席やテーブル席もある。

蒼々として

【住所】京都市左京区吉田上阿達町36
【電話】050-5328-5279
【営業時間】11:00〜19:00(ランチは〜15:00)
【定休日】火曜、不定休
【FB】https://www.facebook.com/sousoutoshite/
【instagram】sou_sou_toshite

それぞれ違う楽しみ方ができるおひとりさまにおすすめの5店、いかがだったでしょうか。一人だからこそ、店主や常連さんと話せたり、おいしいものをじっくりと五感で味わえたり、心底ゆったりとしたじかんを過ごせたり……。朝・昼・晩と一人で京都を満喫してお気に入りのお店を見つけたら、今度は家族や友人と訪れるのも楽しいかもしれません。

※価格は取材時のものです。
(写真 石川奈都子 松村シナ)

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取材・文=米村めぐみ
よねむらめぐみ●月刊『茶の間」編集部員。出社したらまずはお茶!仕事中はお茶ばかり飲んでいるといっても過言ではないほど、日本茶が好き。作家ものの湯呑など、うつわあつめが趣味。おいしい茶菓子にも目がありません。