お土産に!美しくてセンスのよい京都の和菓子とお茶の組合せ3選

京都の伝統ある和菓子の世界に新風を巻き起こす、新感覚の和スイーツが続々登場! 定番の和菓子にひと工夫加えた新しい和菓子とおすすめのお茶の組合せをご紹介。いつものお茶のおともに、友人へのお土産に、お客様のおもてなしに、センスの光る和菓子を選んでみませんか?

◉ 素敵な和菓子のおともにおすすめのお茶はこちら!

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果福(かふく) – いちごフロマージュ –

やわらかな羽二重餅の中には、甘酸っぱくてジューシーな大粒いちごと濃厚なマスカルポーネ餡が。クリーミーな味わいのいちご大福。 430円(税別)

果福(かふく)
– いちごフロマージュ –

やわらかな羽二重餅の中には、甘酸っぱくてジューシーな大粒いちごと濃厚なマスカルポーネ餡が。クリーミーな味わいのいちご大福。 430円(税別)

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果朋

定番のいちご大福にひと工夫

2020年10月にオープンした和菓子の新店「果朋(かほう)」。店名には、「和菓子を通じて、笑顔を広げたい」という意味が込められています。季節や自然をテーマにした創作和菓子は、今までの常識を覆す美しさです。

従来、和菓子といえば、見た目で季節を感じさせるものでしたが、果朋の菓子は、味にも工夫を凝らし、目で、舌で、季節を感じられるのが特長。クランベリーやピスタチオ、いちごなど、季節の果物をふんだんに使ったラインナップも魅力です。

伝統的な美意識を受け継ぎながら、季節の果実や旬の食材を大切にし、和菓子の新たな魅力を引き出した「果朋」。上品な餡の甘みとフレッシュな果実のコラボレーションなど、常識にとらわれない革新的な和菓子を、ぜひ味わってみてください。

珠響と花笑

上:珠響(たまゆら)– キャラメル&林檎 – 370円(税別)

食べる宝石と呼ばれる琥珀を、かわいい花型に。フランボワーズ、杏子、パッションフルーツ、キウイの4つの味わいが楽しめる。16個入1,360円(税別)

下:花笑(はなえみ)– ベリー&ベリー 390円(税別)

最中の皮にサブレ生地を流して焼き上げた、香ばしい土台の上に、フランボワーズ、クランベリー、白ワイン餡がお花のように咲き誇る。

上:珠響(たまゆら)– キャラメル&林檎 – 370円(税別)

食べる宝石と呼ばれる琥珀を、かわいい花型に。フランボワーズ、杏子、パッションフルーツ、キウイの4つの味わいが楽しめる。16個入1,360円(税別)

 

下:花笑(はなえみ)– ベリー&ベリー 390円(税別)

最中の皮にサブレ生地を流して焼き上げた、香ばしい土台の上に、フランボワーズ、クランベリー、白ワイン餡がお花のように咲き誇る。

果朋琥珀(かほうこはく)

果朋琥珀(かほうこはく)

食べる宝石と呼ばれる琥珀を、かわいい花型に。フランボワーズ、杏子、パッションフルーツ、キウイの4つの味わいが楽しめる。16個入1,360円(税別)

果朋琥珀(かほうこはく)

食べる宝石と呼ばれる琥珀を、かわいい花型に。フランボワーズ、杏子、パッションフルーツ、キウイの4つの味わいが楽しめる。16個入1,360円(税別)

店内は、町家を改装した清浄な空間。カウンターには季節を写した美しい和菓子が並んでいる。
店内は、町家を改装した清浄な空間。カウンターには季節を写した美しい和菓子が並んでいる。
パッケージも美しいので、お土産やプレゼントにもぴったり。 ※持ち帰りのみ
パッケージも美しいので、お土産やプレゼントにもぴったり。 ※持ち帰りのみ
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果朋 KAHOU

【住所】京都市中京区西ノ京職司町67-99
【電話】075-821-0155
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】火曜
【HP】https://kahou.kyoto/

https://www.instagram.com/kahou.kyoto

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アントニオとララ

アンデルセン作『即興詩人』のオマージュとしてつくった文学和菓子。主人公・アントニオを焦がしキャラメル餡で、盲目の美しき乙女・ララをマンゴートロピカル餡で表現している。ハーブやお花が添えてあるので香りも楽しめる。 900円(税込)

アントニオとララ

アンデルセン作『即興詩人』のオマージュとしてつくった文学和菓子。主人公・アントニオを焦がしキャラメル餡で、盲目の美しき乙女・ララをマンゴートロピカル餡で表現している。ハーブやお花が添えてあるので香りも楽しめる。 900円(税込)

若蒸し茶 

物語の登場人物を和菓子で表現

物語や歌謡曲から発想した独自の世界観を和菓子で表現する名主川千恵(なぬしがわ ちえ)さん。老舗の和菓子店に勤める傍ら、SNSで物語のある和菓子を発信し、多くの人々の心を掴んできました。

そんな名主川さんが、イタリアンの料理人である夫の高行さんと一緒に、2020年5月、五条堀川近くに和菓子店をオープン。

お店では、名主川さんがつくる文学的な和菓子のほか、高行さんの経験を活かした、和のティラミスなども、お茶やお酒と一緒に楽しめます。伝統的な和菓子では使われることのない、果物やお酒、スパイスなどを使った新鮮な味わいも魅力です。

和菓子好きだけでなく、今まで和菓子に縁のなかった地元の子どもたちまでをも魅了し、その楽しさを伝えています。

冬乙女とみつ芋万寿

冬乙女

白い雪間にのぞく、可憐な乙女をきんとんで表現。白餡とカシス餡の爽やかな甘さに、いちごの甘酸っぱさがマッチする。 440円(税込)

冬乙女

白い雪間にのぞく、可憐な乙女をきんとんで表現。白餡とカシス餡の爽やかな甘さに、いちごの甘酸っぱさがマッチする。 440円(税込)

みつ芋万寿(まんじゅ)

種子島産の安納芋を焼き、羊羹生地で包んで蒸した、蒸し羊羹。ラム酒が練り込まれているので、洋酒とも相性抜群。 1,380円(税込)

みつ芋万寿(まんじゅ)

種子島産の安納芋を焼き、羊羹生地で包んで蒸した、蒸し羊羹。ラム酒が練り込まれているので、洋酒とも相性抜群。 1,380円(税込)

和菓子屋としては珍しく、オープンキッチンの店内のため、つくる過程を見ることができる。<br>イートインスペースもあるので、和菓子と一緒にお茶やお酒をゆっくり楽しめる。
和菓子屋としては珍しく、オープンキッチンの店内のため、つくる過程を見ることができる。
イートインスペースもあるので、和菓子と一緒にお茶やお酒をゆっくり楽しめる。
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菓子屋のな

【住所】京都市下京区醒ヶ井通万寿寺通角篠屋町75
【営業時間】12:00~18:00
【定休日】日曜・月曜
【HP】https://www.instagram.com/kashiya.nona

菓子屋のな
種嘉商店
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上:種実  (ぴーなっつ)

ピーナッツペーストのこっくりとした味とほどよい塩気が、餡のやさしい甘さを引き立てる。231円(税別)

左下:種実 胡桃(くるみ)

コロンと丸いくるみの形。ほろ苦くキャラメリゼしたくるみとやさしい甘さの餡の絶妙の組合せ。
231円(税別)

上:種実  (ぴーなっつ)

ピーナッツペーストのこっくりとした味とほどよい塩気が、餡のやさしい甘さを引き立てる。231円(税別)

左下:種実 胡桃(くるみ)

コロンと丸いくるみの形。ほろ苦くキャラメリゼしたくるみとやさしい甘さの餡の絶妙の組合せ。
231円(税別)

右下:種実 扁桃(あーもんど)

香ばしさがしっかり残ったアーモンドペーストと上品な甘さの餡、ナッツ入りの皮がバランスのよい味わい。 231円(税別)

右下:種実 扁桃(あーもんど)

香ばしさがしっかり残ったアーモンドペーストと上品な甘さの餡、ナッツ入りの皮がバランスのよい味わい。231円(税別)

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カリッと香ばしいナッツ入り最中

最中の皮を「(たね)」と呼ぶことをご存知でしょうか?

最中の皮だけを一筋に、70年つくり続けてきた「(たねか)商店」が、2020年6月に最中専門店をオープンしました。(からすまおいけ)近くにある、自宅を改装した店舗は、レトロでモダンな佇まい。持ち帰りのほか、イートインも利用できます。

見た目にもかわいいナッツ型の最中は、皮にもナッツが練り込まれているので、通常の最中よりも風味豊か。中の餡は、京都の餡の老舗「イマムラ」製です。さらに各種ナッツペーストなどが味に深みを与えます。店頭販売限定の「あいす最中」や「最中ぜんざい」も大人気! お土産や贈り物にも喜ばれそうです。今までとは一線を画す、新しくて深い最中のかたちを、ぜひ味わってみてください。

あいす最中と最中ぜんざい

あいす最中

パリッとした最中の皮と粒あん、自家製の求肥、3種のミルクを混ぜたジェラートが一つになった、味わい深いおいしさ。324円(税別)

あいす最中

パリッとした最中の皮と粒あん、自家製の求肥、3種のミルクを混ぜたジェラートが一つになった、味わい深いおいしさ。324円(税別)

最中ぜんざい

甘さ控えめのぜんざいを、最中の皮をパリパリと割りながら一緒に食べると、口の中に香ばしい風味がいっぱいに広がる。370円(税別)

最中ぜんざい

甘さ控えめのぜんざいを、最中の皮をパリパリと割りながら一緒に食べると、口の中に香ばしい風味がいっぱいに広がる。370円(税別)

種嘉商店
自宅を改装した店内には、歴代の最中づくりの道具や黒電話などが並び、懐かしい気持ちに。3代目店主の奥様、舟越芳子さんが笑顔で迎えてくれる。
素敵なオリジナル手ぬぐいで包んだ贈答用もおすすめ。
素敵なオリジナル手ぬぐいで包んだ贈答用もおすすめ。
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種嘉商店 たねかしょうてん

【住所】京都市中京区車屋町通二条下ル仁王門突抜町317
【電話】075-201-3016
【営業時間】11:00〜17:00
【定休日】木曜・金曜・土曜
【HP】https://taneka.jp

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お茶のひとときをさらに心躍るものにしてくれる甘いもの。

老舗がひしめく激戦区・京都で新たな挑戦をする新しい和菓子店をご紹介しました。

日常のお茶時間やおもてなし、手土産に、美しい和菓子はいかがでしょうか?

企画・構成=大村沙耶
おおむらさや●月刊『茶の間」編集部員。福岡県北九州市出身。休日は、茶道や着付けのお稽古、キャンプや登山に明け暮れる。ミーハーだけど、伝統文化と自然を愛する超ポジティブ人間。