京都で極上アフターヌーンティーを楽しむなら日本茶だった!厳選3店

紅茶のイメージが強いアフタヌーンティーですが、嵐山や京都駅など、京都屈指の名所で味わうなら日本茶にしませんか。和のテイストを大事にした極上の品々が並ぶ、名店のアフタヌーンティーを、煎茶やかぶせ茶でいただけばそのおいしさもまた格別です。

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アフタヌーンティーとは、イギリスで生まれた喫茶文化です。紅茶とともに軽食やお菓子をつまみ、おしゃべりを楽しむ上流階級のたしなみでした。そんな英国貴族の習慣を、和のテイストにアレンジした常識を覆す3店のアフタヌーンティーをご紹介します。

※営業時間・内容は予告なしに変更になることがございます。詳しくはHPをご確認ください。

【嵐山】貴族さながらの優雅さ!
翡翠に輝く保津川を眺めながら煎茶で一服

翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
和のアフタヌーンティー
和のアフタヌーンティー

平安時代から紅葉の名所として知られる嵐山。

四季折々の色に彩られる山と煌めく川・保津川を目前に楽しめるのが「茶寮 八翠(はっすい)」です。

築百年を超える歴史的な建物でいただく「和のアフタヌーンティー」は、京都の老舗和菓子店「亀屋良長(かめやよしなが)」とコラボしたお菓子が三段トレーでお出迎え。

栗やいちじく、柚子など和の素材をふんだんに使った、京言葉でおかずを意味する「おぞよ」が見た目にも美しく重箱に詰まっています。

秋の稔りを感じる食材には、爽やかな香りの煎茶がぴったり。頬を撫でる秋風のようにやさしく口の中を拭ってくれます。

日本有数の美景・嵐山を独り占めできる特等席のお茶時間です。

お抹茶付のプランもある(6,000円税・サービス料込)。
お抹茶付のプランもある(6,000円税・サービス料込)。
歴史的建造物である、旧「八賞軒」の伝統を活かした。
歴史的建造物である、旧「八賞軒」の伝統を活かした。
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【住所】京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町 12
【営業時間】11:00〜17:00
【定休日】無休
【電話】075-872-1222
【HP】https://www.suihotels.com/suiran-kyoto/restaurant/cafe-hassui/

【南禅寺】紅葉の名所・京都を代表する庭園をイメージした極上の品をかぶせ煎茶

南禅寺参道 菊水
GARDENアフタヌーンティー
GARDENアフタヌーンティー

紅葉の人気スポット、南禅寺の近くに広大な庭園を有する「南禅寺参道 菊水」。

明治時代の別荘を囲むのは「植治(うえじ)」の名で知られる七代目小川治兵衛による庭園です。

そんな名庭から着想を得た「GARDENアフタヌーンティー」は、思わず歓声が上がるほど色とりどり。

ゆったりと楽しめるように、定番の焼菓子やケーキはもちろん、新鮮な果実で飽きのこないものに。風情を凝らした創作菓子は、秋色に染まった雄大な自然と同じく、ずっと眺めていたくなります。

甘みのあるかぶせ煎茶が、そんな多彩なお菓子のおいしさを引き立ててくれます。

四季折々の庭園と一体化できる優雅なひとときです。

季節の果実や花々が鮮やか。色付く秋の東山のよう。
季節の果実や花々が鮮やか。色付く秋の東山のよう。
樹齢200年を超える赤松を中心に季節ごとの自然が広がる庭園と一体化できるデッキ席も。
樹齢200年を超える赤松を中心に季節ごとの自然が広がる庭園と一体化できるデッキ席も。
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【住所】京都市左京区南禅寺福地町31
【営業時間】ランチ11:30〜14:00(最終入店)、
ディナー17:30〜22:00(最終入店20:00)
※アフタヌーンティーは14:30〜17:00
【定休日】無休
【電話】075-771-4101
【HP】https://kyoto-kikusui.com

【京都駅】創作性満載! 「現代の茶会」がテーマの
京の美をオリジナルの和紅茶で味わう

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アフタヌーンティー
TEA&BAR

京都に息づく茶道や禅の、引き算の美をコンセプトとした「THE THOUSAND KYOTO」は、京の玄関口、京都駅にありながら喧騒を忘れさせてくれます。

その「TEA&BAR」では、多種多様な日本茶やお茶のカクテルが楽しめます。

「現代の茶会」をテーマとし、季節ごとの趣向を凝らしたアフタヌーンティーは心弾むものばかりです。今回のテーマはフランスのコスメブランドとのコラボ。香水のボトルをイメージした飴細工やルージュを思わせるマカロンに驚きとともに、五感で味わう茶の湯の精神を感じます。

オリジナルの和紅茶は、あと口がすっきりとした豊かな香りで、意匠に富んだお菓子と相性抜群。極上の癒しを演

左/茶の湯の文化を現代に伝えるカフェのカウンターでは茶釜が出迎えてくれる。右/「おもてなし煎茶師」が丁寧に淹れる日本茶。※アフタヌーンティーのセットには含まれません。
左/茶の湯の文化を現代に伝えるカフェのカウンターでは茶釜が出迎えてくれる。右/「おもてなし煎茶師」が丁寧に淹れる日本茶。※アフタヌーンティーのセットには含まれません。
まるでコスメのような見た目もかわいいお菓子と和紅茶。
まるでコスメのような見た目もかわいいお菓子と和紅茶。
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【住所】京都市下京区東塩小路町570
【営業時間】9:00〜22:00(L.O.)
※アフタヌーンティーは1部11:30〜(14:30まで)2部15:30〜(18:30まで)
【定休日】無休
【電話】075-351-0700(10:00〜19:00)
【HP】https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/the-thousand-kyoto/restaurants/teabar/

おわりに

毎日がんばるあなたへ。たまには自分へのご褒美にラグジュアリーなアフタヌーンティーを味わいませんか。京都ならではの和のおもてなしが息づいた名店で、彩り豊かなスイーツをいただくなら、ほっこりと癒してくれる日本茶で楽しみましょう。

(写真/入交佐妃)

 

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取材・文=新見麻由子
にいみまゆこ●月刊『茶の間」編集部員。徳島県出身、歴史や文化、レトロなものに憧れて京都へ。休みの日は、散歩や自宅でお茶を片手に本を読みながらまったり過ごしたい。季節を感じる和菓子やお花に興味がでてきた今日この頃。