バスに茶室!? ハートのお寺・正寿院へ行く宇治茶バスの内装がすごい

「ハートの窓」で話題のフォトジェニックスポット・正寿院。ですが実は交通手段がちょっと不便。そんな場所へ楽しく行けるバスが期間限定で登場です。宇治田原町への観光には、 JR・京阪宇治駅から出ている仕掛けたっぷりの「宇治茶バス」で出掛けてみませんか?

宇治茶バス

ハートの窓がかわいい正寿院! でもちょっぴり不便……。

正寿院のハート

京都府南東部に位置する宇治田原町。その中心部から少し移動した場所に今多くの女性たちから注目を浴びている話題のスポットがあります。それが奥山田の正寿院です。注目を集めるのは「猪目窓」と呼ばれるハート型の窓! インスタグラムで「フォトジェニック!」と話題に。そんな一度は訪れたい正寿院ですが、実はちょっとアクセスしづらい場所にあるので、気乗りしないという人も多いのではないでしょうか?

アクセスらくらく! ハートのお寺までのバス・新登場

宇治茶バス
宇治茶バスの地図
宇治茶バスの情報

正寿院へのアクセス方法は今まではふた通り。JR または京阪の「宇治駅」から京都京阪バスで「維中前」バス停まで乗車。そこから地域のコミュニティバスで「奥山田」バス停で下車して徒歩 10 分ほど進むか、同じく「宇治駅」

からタクシーで 30 分が一般的な方法でした。

「行ってみたいけど、ちょっと不便…」と躊躇していた方に朗報です! 今年の4月から日曜・祝日の1日1便、正寿院口まで乗車できるバスが運行されることになりました。それが京都京阪バスの「宇治茶バス」です!

あれ!?バスの中にも「ハートの窓」が! 茶室付のバスで旅をもっと楽しく

宇治茶バスの車内
宇治茶バスの車内

「宇治茶バス」は京都府南部の「お茶の京都」地域を盛り上げるために、京都京阪バスが新しく発表した特別仕様の バスです。車内にはなんと「黄金の茶室」をイメージした対面式座席を設置。他にも「猪目の窓」や入り口には茶壺を、ドアは茶室を思わせるデザインや「茶」の掛け軸など、わくわくする仕掛けがたくさん。観光中のバスの中でも十分楽し める仕様になっています。正寿院はもちろん、青々とした茶畑や茶祖・永谷宗円の生家など、お茶の郷・宇治田原町 をめぐるには最適です。楽しい宇治茶バスに乗って、宇治田原に遊びに来ませんか。

 

運行情報:休日のみ運行 京阪宇治駅 10:24 発 ⇒ 奥山田正寿院口 11:07 着、奥山田正寿院口 12:55 発 ⇒ 京阪宇治駅

13:38 着 詳しくは、京都京阪バスのホームページへ http://www.kyotokeihanbus.jp/ujichabus/ujichabus01.html

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取材・文=新見麻由子
にいみまゆこ●月刊『茶の間」編集部員。徳島県出身、歴史や文化、レトロなものに憧れて京都へ。休みの日は、散歩や自宅でお茶を片手に本を読みながらまったり過ごしたい。季節を感じる和菓子やお花に興味がでてきた今日この頃。