宇治田原製茶場が発行する、月刊『茶の間』は、 日本茶と京都の情報を紹介しています。

茶の間裏表紙

京都府の南部に位置する宇治田原町は霊峰・鷲峰山(じゅうぶざん)に抱かれ、田原川が流れるのどかな土地です。山あいにあり、昼夜の寒暖差が激しく、適度な降水量があることから霧が発生しやすく、田原川からの冷たい朝霧が、茶畑を覆います。昔から「霧深い里においしいお茶ができる」といわれるように、風味絶佳で香り高い、良質の茶葉が育ちます。

昔の茶摘みの風景
宇治田原にて、1950年代ごろの茶摘みの風景。

さて、宇治田原製茶場は、日本茶の通信販売を始めた草分け的存在として知られています。大正7年(1918年)、1枚のハガキでのやりとりが始まりました。宇治田原でできる上質な日本茶を紹介し、お申し込みをいただく。一枚一枚、宛名を手書きするようなご案内でした。そして100年が過ぎた今、お客さまとのやりとりも進化しています。それが、昭和55年(1981年)に創刊した日本でもめずらしいお茶の雑誌・月刊『茶の間』です。

カタログページでは、宇治田原のお茶に始まり、お茶受けのスイーツやごはんのおとも。京都の食文化を背景に、お客様に喜んでいただける品々を紹介しています。また、読み物として、日本茶にまつわる文化、四季折々の京都の風情や暮らしの情報をお届けしています。

茶畑
宇治田原町の茶畑の美しさは、1世紀経っても変わらない風景です。

ハガキから雑誌にかたちは進化しましたが、1世紀経っても変わらない原点。
それは、お客さまと「直接やりとりする」ことを大切に、「通信販売」にこだわることです。中間業者の手を経ることがないため、お喜びいただける価格でお茶をお届けできるだけではありません。
つくりおきが多い店頭販売のお茶とは、ひと味違うことに、きっと驚いていただけるでしょう。

おいしい日本茶をネットでお求めいただける通販サイトも、ぜひのぞいてみてください。